元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

「頸椎症性神経根症かもよ?」と言われた

追突事故にあって以来、ずっと調子が悪い。腕がしびれ、ひどい時には体の節々が痛み、とにかくだるくて暇があれば横になってばかり。あの事故っていつだっけ? と調べたら2015年3月だった。もう4年近く前で呆然とする。最初の頃は、とにかく気持ちを明るく持って調子を戻していこうと思っていたけれど、全然良くならない。それどころか無理(というほどのことでもない)をするとがくんと悪くなって寝込んでしまう。そのうち、自分を奮い立たせること自体がきつくなっていった。そして、もう年なんだし仕方ないとあきらめて、少しずつ少しずつ弱ってきている。

 

昨日、久しぶりに友人と会って食事を共にしていた時、友人のお母さんの話になった。随分昔から、今の私と同じような症状を訴え、検査をしても異状はみられず、病院を転々としたらしい。うつ病と言われたり慢性疲労症候群と言われたりした時期もあったとか。今は膠原病と診断されているそうだ。「病名がつくと、その病気の典型的な症状を訴えるんだよ。あれ? 今までそんなこと言ってたっけ? って思う」「でも仮病ってわけじゃない。本当に痛くてつらそう」「病名がついて薬や治療で良くなるならいいんだけど、大して変わらない。まあもう年だし仕方ないのかな」と友人は最後はつぶやくように言った。

 

そういう本人も数ヶ月ほど前に、急に首や腕、手足が痛んで歩くこともままならなくなったと聞いた。検査の結果、ついた病名は「頚椎症性神経根症」というもの。姿勢が悪いせいでストレートネックになっていたことがわかったのだとか。自分に合った高さの机と椅子を買ってパソコンを置き、顎を引くように気をつけたら随分よくなったそうだ。

 

自分の症状と似ているし姿勢に気をつけてみたら? 家庭のいろいろな事情もストレスになっているんじゃない? 親身に心配してくれる友人の言葉に「私、今のままじゃダメだ」と思った。姿勢のこと、運動不足のこと、気になってはいたけれど、なんかもう弱りすぎてどうでも良くなっていた。でも、このだるさのまま、ずっと生きていくのはつらすぎる。

 

それに、同い年の友人の暮らしぶりを知って自分が情けなくなった。一番ひどかった時期には少し休んだようだが、その後は通院、服薬しながら普通に仕事をしていた。もう定期的な通院はしていないが、時々痛くなることもあり、頓服として薬を飲んだり湿布をしたりすることもあるようだ。そんな中でも忙しく働いていて、連日県外出張に行っている。私も調子が悪いと言い訳して何の対策もせずにダラけてる場合じゃないと思った。

 

とにかく、もう少し活動量を増やそう。家にこもってごろごろしながらスマホやパソコンの画面を見る時間を減らそう。そう思って今日の午前中は実家へ寄ってきた。80歳の母はあいかわらず元気いっぱい。一時帰省していた甥っ子が寮へ帰り、寂しさ半分開放感半分な様子だった。私もこの人の娘なんだから、もうひと頑張りしますか。

 

言葉を生きる

言葉を生きる

 

 

 今年はほとんど本を読みませんでした。(もう私には一冊の本を読み切るだけの力がないのかな)と不安になって、試しに本棚の片隅にあった片岡義男の本を手にとったら、二冊続けて短時間でさらっと読んでしまった。軽い読み物なら大丈夫なんだ。少しほっとした。この人の言葉や文化に関する本は読んだことがない。わりと面白そうだし今度読んでみます。

 

www.joa.or.jp

冒頭に「中年〜高齢の人」って書いてあった。やはり加齢による症状なんだなあ…。