元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

本を買う楽しみ

この頃、ちょくちょく古本屋に行っては本を買っています。本棚を眺めてどれを買うか考えたり、家でぱらぱらページをめくるのが楽しい。この感覚は久しぶりで、良いことのように思います。度を越すと困るけど。

 

<今週買った本>

  

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『きもの着ます。』(原由実子)

雑誌「クロワッサン」の最初のほうに、「原由実子のおしゃれ視点」という連載ページがあって、それを見るのが好き。本屋で「クロワッサン」見かけたら、そこだけめくって眺めてます。すみません。値段も高いし自分では絶対買わない&着ない服ばかりですが惹かれます。この本、著者がモデルになっている写真が何点かあって、にこりともしない仏頂面なのがなんかおもしろい。

 

 

『とっておきのメニュー』(平野レミ

表紙に「新春すてきな奥さん '97第一付録」とあります。でも全90ページもある立派な一冊。奇をてらってなくて簡単で美味しそうな料理がたくさん載っています。100円で購入。ラッキー。

 

 

『でてきておひさま』(ほりうちみちこ再話/ほりうちせいいち絵)

チェコスロバキアの民話です。お話も良いし絵もすてき。堀内さんご夫妻が一緒に作った唯一の絵本です。そういえば路子さんは内田梨沙子さんの妹さんだそうです。知らなかった〜。

 

 

『おつきさま こっちむいて』(片山令子ぶん/片山健え)

一時期、片山健の絵本にはまってました。ふっくらむっちりした子供たちの絵がとても可愛らしくて。「こっこさん」シリーズの可愛らしさといったら。でも、この作風は自分が子供を持ってからだそうです。たしかに私が持っている『山の家の少女』という古い児童書や『長靴をはいた猫』(渋沢龍彦訳)の挿絵はシュールレアリスム系です。私はどちらの絵も好き。これも夫婦合作絵本。

 

『はぐ』(佐々木マキ

佐々木マキさん、すごく好きです。絵も好きだし文章も好き。「月刊絵本」(1974年3.4月号)に「新人紹介」として写真つきのインタビュー記事が載ってました。とてもとても失礼ながら、痩せっぽっちで人が苦手そうな冴えない青年で(だがそこがいい)と思ってしまった私。手当たり次第に作品を集めていた時期があります。この絵本はあまり記憶にないなあと思ったら2011年11月号。比較的新しい絵本でした。

 

「冴えない」なんて書いたけど、多分インタビューをうけた頃はすでに結婚していたような。たしか記事中にそんなことが書いてあったと思います。奥様とのエピソードがロマンティックな『私家版 アンデルセン・絵のない絵本』をAmazonで検索すると中古本が結構な値段で出品されています。今は新刊は流通していないのかなあ。元々は下記サイトで販売されていました。今も「品切れ」とは表示されませんが、どうなんだろう。

http://www.medialynx.co.jp/mediahp/publish/sasaki.html

 

 

 

まだ絵本や写真が多くて眺めて楽しい本にしか手がのびません。読みでのある本に手を出すには体力も気力も足りてません。でも「六月まではがんばる」と歯を食いしばって暮らしていた少し前に比べたら随分元気になりました。あともう少しは元気になれるはず。そう思って日々過ごしています。

 

 

おやすみなさいコッコさん (幼児絵本シリーズ)

おやすみなさいコッコさん (幼児絵本シリーズ)

 

 

長靴をはいた猫

長靴をはいた猫

 

 

こっこさん」シリーズの一冊と『長靴をはいた猫』です。