元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

三月第2週後半〜新しい季節の始まり

木曜日、実家に同居している弟の子が中学を卒業して高専に行くことが決まったので、お祝いを持って挨拶に行きました。弟は甥っ子が小さい頃に離婚していますが、この日は卒業式ということで元妻さんも来てました。希望の学校に進めたしお母さんも来てくれたし、甥っ子はにこにこ顔。元妻さんも嬉しそうでした。甥っ子が寮に入るので、身軽になった弟は海外のレストランで寿司職人として働く予定。治安が悪い国なので心配ですが、本人は早く行きたくてたまらないみたい。いきなり一人になる母も意外と平気というか、気ままな暮らしが始まるのを楽しみにしてる感じ。みんな新しい生活が始まるんだなあと思いました。


夕方からは塾の勧誘でチラシ配って、そのあとは授業。一人インフルエンザで休んでいましたが、あとの子たちは元気いっぱい。若い人と会うと、それだけで元気をもらえるような気がします。

木曜の夜は自宅外で過ごして金曜の昼に帰宅。のんびり家事して合間に録画したテレビ番組を見たり…は良かったんですがピアノのレッスンをすっかり忘れてすっぽかしてしまって平謝り。夫が飲み会だったので車で迎えにいって話したら、そういうミスをするのは疲れてる証拠、仕事で大きな失敗する前に休んで良かったと慰めてくれました。

土曜は二件仕事をして事務所に寄り、これで本当に休職です。家に篭ってないでたまには顔見せてねと言われました。ありがたいことだと思いつつ、申し訳ないけど今は少し離れていたいです。

週末に遅ればせながら雛人形を出しました。玄関の下駄箱の上に飾ってます。今週末に帰るときにはお雛様が出迎えてくれるんだなあと思うとうれしいです。

 

 

月曜日恒例の本読みでは二冊の絵本を二年生に読んできました。一冊目の『たんぽぽ』は、読み始めには我関せずでノートや図鑑を見ていた子も、途中からは見入っていました。絵がダイナミックだし、絵本の向きが変わったり、折りたたんだページを開くパノラマの箇所があったりするのも良いのでしょう。写実的な科学絵本ですが絵も文章も美しいです。特にいっせいに綿毛が飛ぶシーンは胸がつまるような気さえします。昨年は読んでいたメンバーが旅立つ我が子と重ねて涙ぐんでしまいました。春におすすめの絵本です。

たんぽぽ (絵本のおくりもの)

たんぽぽ (絵本のおくりもの)

 

 

『たんぽぽ』の後に読んだ『へびくんのおさんぽ』は気の良いへびが主人公の絵本です。水たまりを跨いだへびくんの上をいろんな生き物が通って行くのですが……象の登場に子供達は大喜びでした。読み終わると「え〜もう終わり? 早すぎ!」って。もう少しゆっくり絵を見せてあげれば良かったかも。短いけど楽しくて優しい気持ちになる一冊です。

 

へびくんのおさんぽ (たんぽぽえほんシリーズ)

へびくんのおさんぽ (たんぽぽえほんシリーズ)

 

 

本を読んだあとは来年度読む本の選書をしました。新しく六年生に読むことを決めたのが、この一冊。

 

むこうがわのあのこ

むこうがわのあのこ

  • 作者: ジャクリーンウッドソン,E.B.ルイス,Jacqueline Woodson,E.B. Lewis,さくまゆみこ
  • 出版社/メーカー: 光村教育図書
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 大型本
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 人種差別という重いテーマを扱ってはいますが、知らない子と親しくなるまでの心の動きや、そのために変わる今までの友達との仲などが、子供達にとって身近に感じられる気がしました。登場する少女達の表情や仕草がとても魅力的です。写実的なことと詩的なことは両立するんだと思いました。その点は『たんぽぽ』と似ています。四月に読む予定です。子供達の反応が楽しみです。