元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人(某県公務員の場合)

昔々、私が某県の公務員だった頃、採用試験は一次は筆記試験、二次は簡単な面接でした。二次の面接では「思想信条で落とした」ってなると問題になるからか、落ちる人はほとんどいなかったと思います。結果として、テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人は結構な割合でいました。そういうのって筆記試験ではふるい落とせませんから。今は二次の段階で集団討論などがあり、ばんばん落とすそうです。しかも、一次をトップで通ろうがビリだろうが二次の際には全く関係ないとか。

 

現在も働いている元同僚に聞くと、最近は大学に行きながら公務員養成専門学校などで討論や面接のスキルを磨いてきたダブルスクール組が多いらしいです。今、公務員は人気があるから昔以上に競争率高くて本当に優秀な人が多いよ〜って言ってました。

 

テキパキしてなくて愛想も要領も容姿も悪かった私。学校の勉強だけはそこそこできたので(一生働いていくには公務員になるしかない)と思ってました。(公務員ならなれるんじゃないか)と思ってました。実際なんとか合格して10年近く働くことができました。せいいっぱい仕事して、きついことも多かったけど(あの頃は幸せだった)と思える時間を過ごしました。今だったら私、合格できてないかもしれない。実家はそんなに裕福じゃなかったのでダブルスクールとか絶対無理だし。

 

そう思うと、今の若い人は本当に大変だなと思います。家が貧乏なことが昔以上にハンディキャップになってる気がする。どんどん格差が広がってる気がする。昔の私みたいな、テキパキしてない愛想も要領も悪い若い人達に、どうか幸あれ、と思います。