元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

雪は降らなかった

7時前に起床。充分寒い気がするのに雨。8時過ぎに小学校へ本を読みに行く。5年生のクラスで『くにのはじまり』という絵本を読むと集中して聞いてくれた。「わたくしはこれからあなたの国の人達を一日に千人ずつ絞め殺してやります」という伊邪那美のせりふに息をのむ気配があったりと思った以上に反応がよかった。神話や絵本自体に力があるのは当然として、アニメやゲームでファンタジー系のストーリーに慣れているのですんなり話に入っていけるのかも。そういえば、娘がこの間、「ノブナガ・ザ・フール」というアニメを見ていて、その荒唐無稽さにあぜんとなったっけ。ファンタジー好きの夫は「よくあるストーリーじゃないの」なんていっていたけれど……なんか見ていてこっぱずかしくなる話だったが……。

 

帰宅後、急いで台所を片付け、9時半にはヘルパー仕事へ。今日作ったのは、キャベツ、タマネギ、豆腐、薄揚げの味噌汁/かぼちゃとピーマン、豚肉のオイスターソース炒め/サーモンと白菜、人参のコンソメスープ煮/ポテトサラダ/水菜と大根のごまあえ。昼ご飯用に焼きそばとりんご半個。サーモンはポテトサラダがカロリーが高いのでスープ煮にしたもののやっぱりクリーム煮のほうがよかったかなとか、冷たいお惣菜は一つでよかったかなと今更なこと思いつつ完了。やっぱり家で簡単な献立案を考えてきたほうがいい。次からの課題にしよう。

 

12時過ぎに帰宅してトーストと野菜サラダ、紅茶でお昼。夕食用のおでんをつまみぐい。ネットを見ていて気になった言葉「つぶちょきん」が何なのか検索していたらあっという間に時間がたってしまって慌てる。この検索癖のせいで人生のかなりの時間を浪費しているような気がする。知ってどうするでもなし。「つぶちょきん」……以前、中学校のPTA役員をした時、メンバーと雑談をしていたら、大半の人が「ウィスコ」「アムウェイ」「タッパーウェア」などのネットワークビジネスの経験があってびっくりしたのを思い出した。ちなみにどの人も「ホームパーティーしたら手出しになっちゃうし、どれも全然儲からなかった」そうだ。その頃、私は在宅で答案添削の仕事をしていたのだけど、とてもうらやましがられた。「ぜんっぜんお金にならないよ。おこずかい程度」というと「おこずかいになればいいじゃん。空き時間を使ってちょこっとお金が入ってくる仕事がないかな〜」と言われた。だから添削の時給が上がらないんだなあと実感した。嫌になった人がやめても次から次にしたい人がでてくるから上げる必要ないってことだ。

 

14時過ぎに家を出て塾へ車で向かう。添削の仕事は楽しかったが、手書きからペンタブに変って目の疲れや肩の凝りがひどくなった。報酬のことを考えると割に合わなさすぎてやめた。でも結局、今の塾の仕事だって低賃金なのだ。実力つけてもう少し条件の良いところに転職するか、今のところでコマ数を増やしたい。がんばらなきゃ……。今日は前半のクラスは一人欠席、後半は全員出席。あいかわらず、いちいち指示しないと何もせずぼんやり座っていたり、席を立ってふざけたり。でも幾分進歩もある。今日は「問題文を読んで問いに答える」というシステム?自体が理解できていなかった子が、ようやく自力で問題に取り組めるようになってうれしかった。問題文の漢字にふりがなをうってくるのを宿題にしているが、お母さんががんばって一緒にしてくれるのがありがたい。結局、私は週に1時間しか教えないわけで、親のやる気が大きいんだよなあ。19時前に授業を終えて教室を片付け。営業の人が来ていて雑談。なかなか新規の子が入らないようだ。もう少し増えて学年別かせめて低学年・高学年クラスが作れると教えやすいんだけど。

 

20時過ぎに帰宅。夫から「遅くなるので食べてくる」「駅まで迎えにとか来なくていいから早めに風呂に入って寝てください」と電話あり。おでんを食べてお風呂に入り、髪を乾かしていたら夫が帰宅。知り合いの娘さんが大学在学中に結婚して出産した話などをする。ハードな仕事につく予定のお嬢さんなので、若くて母親が元気なうちに子供を生むのは正解かもしれないねと話しながら(私は夫の反対で実家母に面倒見てもらえなくて仕事辞めたんだよなあ)と遠い日のうらみつらみが心に浮かんできて執念深さに我ながら苦笑する。バレンタインデーにチョコやらなんやらを送った息子から何も言ってこないし、雪はどうだったかも聞いておこうと思って電話するがでない。明日、「妹に”チョコありがとう”くらい電話しなさい」とメールしておこう。11時過ぎに就寝。今日はちょっぴり早寝だ。おやすみなさい。

 

以上2月17日の日記でした。

 

 

日本の神話〈第1巻〉くにのはじまり

日本の神話〈第1巻〉くにのはじまり

 

 ここ数年、小学5年生にこのシリーズを読んでいますが、想像以上にうけがいいです。舟崎克彦さんの淡々とした文章が逆に想像力を誘うのかもしれない。赤羽末吉さんの絵も格調高く、凄みがあって大好きです。