元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

二週間でウエスト10センチ減

この間、久しぶりに祖母(101歳!)にあったら「あんた昔は痩せ過ぎとったけど、太って見目がようなったねえ」とほめてくれた。まあそこまではいいとしよう。続けて「ほんに、でっぷりなって」って……全然うれしくないよ、おばあちゃん。20代の私は体重は40キロを切りウエスト56センチだった。ほんとガリガリ。それがすくすくと育ち、今は決して人にいえない腹回りだ。

 

実は、何年か前に、ウエストを10センチ細くするのに成功したことがある。その頃、私は頭痛に悩まされていた。部屋を暗くしてじっと横になってもよくならない。好きな本も読む気になれない。そんな時「REAL SIMPLE」という雑誌の付録についていた「5分間セルフマッサージ&エクササイズ」という小冊子を思い出した。マッサージでもしたらちょっとは楽になるんじゃないだろうか。そう思って冊子を見ながらゆっくりと体を動かすと、その間だけは頭痛が和らぐ気がした。本来、頭痛がするときは静かにしているほうがいいのだろうが、私の場合は運動不足で体調が悪くなっていたのかもしれない。とにかく頭痛からのがれたい一心で一日に何回もエクササイズを繰り返しした。といっても一回あたりの時間は数分程度なのだが。「なんか引き締まったんじゃないの」という夫の言葉に気をよくして、ネットの記事をプリントアウトしたものや新聞や雑誌の切り抜きまでひっぱりだして「関節ほぐしダイエット」とか「体脂肪燃焼3割アップエクササイズ」とかいろいろ試しているうちに、頭痛がすっかりよくなったうえにウエストが10センチも細くなったのだ。この間、わずか二週間。食事は普通にしていたので体重はほとんど変わらなかったけれど大満足の結果だった。

 

そのまま続けていたら、今頃「でっぷり」にはなっていないのだが、根っから怠け者の私は、頭痛が良くなるとエクササイズやマッサージをするのが面倒になってきた。次第に回数が減り、まったくしなくなるまでに時間はかからなかった。そしてウエストがまた10センチ太くなるのにも。あれ以来、「私はやろうと思ったらできるんだから」と思っていたけれど、そろそろ実際にやらないととりかえしがつかないことになりそうだ。なにしろメタボ検診にひっかかってしまったし。BMIは21だし腹囲もオーバーしていないのに、なんで? と思ったら、検診結果に「皮下脂肪が厚い」「コレステロール値高め」と書いてあった。「皮下脂肪が厚い」はへこむ。今は食欲の秋だし、本当にまずい。今日から心をいれかえることをここに宣言します。