元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

本のこと

本を買う楽しみ

この頃、ちょくちょく古本屋に行っては本を買っています。本棚を眺めてどれを買うか考えたり、家でぱらぱらページをめくるのが楽しい。この感覚は久しぶりで、良いことのように思います。度を越すと困るけど。 <今週買った本> 『きもの着ます。』(原由実…

ラノベを古本屋に売ったことや村上春樹と片岡義男のことなど

古書店の前に貼ってある「高価買取」一覧を眺めてたら、娘がもう要らないと置いていったラノベのタイトルがありました。「高価」って言っても一冊150円ですが。というわけで、その本を含め20冊程度持っていったら900円になりました。来月の仕送り分…

自意識過剰で手放せなかった本

以前の私は大量に本を買っていたので、読んだら売るを基本にしていました。しかし、古本屋に持っていくのが恥ずかしくて手元に置いたままになった本もあります。この本です。 「少年を鍛えて世に送り出す。女の醍醐味。年上の女の。」という文がネック。(え…

古本を売ったり買ったり譲ったり

アパートを引き払う際に、本をまとめて売りました。たぶん200冊程度。バーコードがついていない古い本が多いのでブックオフなどでは引き取ってもらえないだろうと思い、ネットで見つけた古本屋にメールで打診して家まで取りに来てもらいました。評価額は…

近況

大学に入った娘は5月4日に夜行バスで帰省し、6日夜に帰って行きました。わりと自炊しているようで「自分で買ってみたら食材が高くてびっくりした」と言っていました。サークルにも入り一人暮らしの大学生活を楽しんでいる様子。「授業で分からないところ…

思い出の10冊(小学校低・中学年期)

幼年期編の続き。 小さい頃からぼんやりしていた私は、小学校の集団生活に馴染めませんでした。低学年の頃に「緘黙児」と言われ「言葉の学校」を勧められたそうです。大人になって母から聞きました。この頃の愛読書はファンタジー系のものが多いです。本の世…

私の本棚

今見たらもう次のお題に変わってたけど、今週のお題「わたしの本棚」について。本棚は複数あるけど、別格なのがこの写真の右側のもの。絶対に手放せない一番大事な本が入っています。 結婚祝いに祖母からもらった本棚で、叔父の知り合いの家具屋さんに作って…

数千冊は読んだ私の 思い出に残る10冊(幼年期)

個人的な覚書です。小学校編、思春期編、と書いていこうと思ったけど、いろいろと恥ずかしい記憶も蘇ってきそうなので、幼年編だけにしておいたほうがいいかもしれない。 1 わたしと あそんで わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) 作者:…

もうすぐ休職期間終了

1 運動 Wii-fit はなかなかできてません。やりだすと楽しいのに。庭仕事は自宅にいるときはけっこうしてます。疲れやすさはまだ治らずヘルパー復帰に不安もありますが、年齢を考えたら元気いっぱいになるほうが不自然なのかも。このまま月末までぼちぼち過…

井上洋介さんの御冥福をお祈りします

ネットニュース見てたら訃報が出てました。そうか、わたしが50歳なんだから、愛読していた絵本作家は大抵おじいちゃんなんだなと思いました。井上洋介さんは絵本によって名前の表記が違うけど、これは年と共に変えたのか、内容によって変えてるのか、単なる…

節分の絵本『おにたのぼうし』

今日は節分。この日になると思い出し読み返す絵本があります。 おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2) 作者: あまんきみこ,岩崎ちひろ 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 1969/08 メディア: 単行本 クリック: 23回 この商品を含むブログ (27件) を見る 子供…

「好きだということは、愛していることよりもずっと大切だと思うわ」

子供の頃、アガサ・クリスティにはまってた時期があって、早川文庫に入っているものは全部読みました。当時は表紙絵が眞鍋博さんで、それも楽しみでした。最近、BSでポアロやマープルものの放送があっているので懐かしく見ています。元々はマープルがでてこ…

小学校で読んだ絵本『こすずめのぼうけん』

(絵本のネタバレありです) 月曜日、一年生の前で絵本を読んできました。入学後初めての時間なので「時々絵本を読みにくるお話のおばさんです。よろしくね」と自己紹介をして、「とんとんとんとん、ひげじいさん」の手遊び。「知ってる〜!」と元気にやってく…

ある一日〜『どぶがわ』ほか

朝、娘を駅まで送ったら、猫がゆっくり改札を通り抜けてホームに向かっていくのが見えた。良いことあるかも。なんでだかそんな気分になった。 午前中は整形外科へ。事故による腰痛と腕の怠さがなかなか取れない。お年寄りに混じって電気にかかったり腰の牽引…

ごろごろにゃーん〜私の好きなねこの絵本

ずいぶん前ですけど、えこさんがねこの絵本を紹介していらっしゃるのを見て(あ、これ私も好き!)(へえ〜こんなのあるんだ読んでみよう)と思ったり、自分の持っている猫絵本を探して読み返したり。 にゃにゃ♪『私の好きなねこの絵本』を紹介します - バン…

月曜日と勘違いした(ついでにおすすめ絵本の紹介)

朝、夫と娘を送り出して、さあ今日は読み聞かせだ! と小学校に出かけようとしたところで、(あ、今日は木曜日だった)と気がつきました。よかった〜出かける前で。今日読むつもりになっていた本は次の二冊。 あらまっ! 作者: ケイトラム,エイドリアンジョン…

『おおきなジョン』(ウエザヒル出版)という古い絵本

画像は手放すつもりの古い絵本です。『おおきなジョン』はアーノルド・ローベルの名に惹かれて買ったのだと思います。目録買いだったので手元に来るまでどんな絵本か分かりませんでした。手にとってみて、時代を感じさせる本だなあと思いました。監修委員と…

高野文子の新刊でてた!

はてなのブログを見ていたら、どなたかが紹介していました。さっそくAmazonで注文しました。届くのが楽しみ。私に高野文子を教えてくれたのは大学時代の同級生でした。彼女とは水のような淡い関係がこの年まで続いています。そういえばもう何ヶ月も連絡をと…

著者サイン入り中古本のこと

「ブックオフでは落書き扱いでなんだかな〜」という記事を読んだけど、そのサインが本物かどうかを見極めるってけっこう難しいんじゃないだろうか。だから、一律落書き扱い。引き取らないってまではないにしても「高値はつけない」という古本屋さんは多いと…

「山男の手ぶくろ」という不条理な民話を中学校で読んできた

今朝、中学校で民話を読んできた。これが奇妙な話なのだ。 あるところに夫婦と娘三人が住んでいた。父親が山で木を伐っているときにあまりに疲れてあくびをしたら、山男が出てきて「あくびをしたのだれだあ。娘ひとり、もらわねばなんねえ」一番上の娘を山奥…

「下ネタ女王」って……

姫野カオルコが直木賞を取ったので、関連記事を読んでたら 「直木賞」姫野カオルコ氏は団鬼六氏がホレ込んだ“下ネタ女王” という記事がありました。姫野さんが「下ネタ女王」って(え〜!!)と思いました。どっちかというと逆で「下ネタでたじろぐ女の子な…

姫野カオルコさん、直木賞おめでとうございます

以前、本を読んでおもしろいと思うと、その作者の本を残らず読む癖がありました。姫野カオルコの本にはまった(小説もエッセイも本当におもしろかった!!)のは、もう20年近く前です。最近「こじらせ女子」という言葉を聞くけれど、この人は元祖こじらせ…

 『ハーツォグ』のこと

一昨日、仕事から帰宅して、(疲れた〜)とだらだらしていたら、どんどん身体がだるくなり、頭が痛くてたまらなくなりました。熱をはかったら37℃ちょい。用心のため、昨日は4件ある仕事のうち入浴介助の仕事と夕食調理の仕事2件を他の人に交代してもらい…

日本短編文学全集の思い出

はてなブックマークからいろんなところを見ていたら、横光利一のこと書いてる人の日記に行き着いた。「天城」という作品名には全く記憶がないのに内容には覚えがあるなあ、いつ読んだっけ?? と思ってたら、最後の書影で(あ、子供の頃だ)と思い出した。も…

岩波書店 算数と理科の本(追記あり)

先日、家族で街に出た時、ちょこっとブックオフに寄ったら本を買ってしまいました。ほんの10分くらいしかいなかったのに。買う気なかったのにびっくり。夫と娘も「え? 早っ!!」「めちゃ買ってるやん。重っ!!」と驚いてました。以下は戦利品です。 我…

カラーブックス

古本屋さんごっこを始めた当初は、夫も私同様な本好きなのでわりと鷹揚でおもしろがっていました。ただ、時代が古い本を集めだすと、埃っぽいものやカビっぽいものを家に置くのはかんべんしてくれと言い出し、そりゃまあそうだな、と。アパートを借りたきっ…

ふるほん文庫やさんのこと

はてなブックマークを見てたら、ここの社長が失踪したというニュースが出ていた。大量の文庫本が取り残されているらしい。 実は、私はここの株主なのだ。たしかまだ株券持ってたっけ、と思って探したら出てきた。日付を見たら平成9年に購入している。まだ共…

正直言って本を読むことは

娯楽であり罪悪だと思ってました。私の読む本は読み物がほとんどだったんで特に。私の父も大量に本を読む人でしたが、時代小説やミステリといった読み物系の本は、読み終わると庭の落ち葉を集めてたき火して、一緒に燃やしてしまうのです。「まだ読んでない…

数に取り憑かれた少年の本棚

うちの息子は小さい頃、高圧線の鉄塔やマンホールの蓋、溝、水路などが大好きで、人にはあんまり興味がなく、ちょっと心配もしました。幼稚園くらいになると数字や迷路に熱中しました。私は古本屋のまねごとをするくらい本好きですが、興味の対象は「物語」…

「バーコードがついていないような古い本は買い取れません」

って近所の「ほんだらけ」で言われた。ちょっとびっくり。そうなんだ〜。本を売りに行くのは久しぶりだったんで、今はそんなふうになっているって知らなかった。店によって違うんだろうけど。20冊程度持って行って、1冊だけ5円で売れて、残りは「処分して…